大阪CDMネットワーク

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gVER


グローバルVER(gVER)

 主要なVERは世界で15種類ほど存在するが、その中でもシェアが大きく認知度が高い、Gold Standard(GS)、Voluntary Carbon Standard(VCS)、VER+について説明する。

 

Gold Standard(GS) (http://www.cdmgoldstandard.org/)

CDMやJI、オフセットプロジェクトの質の高さに関する認証基準。

CDM・JIプロジェクトを対象に、クレジット購入者に対してその質を保証する認証基準として、WWF(World Wide Fund for Nature)、SSN(South South North)、Helio Internationalによって、2003年に設立された。その後、2006年にはカーボンオフセットプロジェクトのための方法論を策定し、VERの認証も開始している。現在は非営利機関であるGold Standardによって運営されている。

温室効果ガス削減と同時に、持続可能な開発に貢献することを支援するためのツールであり、世界中で49以上の非政府組織によって支持されている。

プロジェクトのスコープは、再生可能エネルギーとエネルギー効率向上の2タイプに限定されている。

プロジェクトがGS認証を受けるためには、プロジェクトの適格性、追加性とベースライン、持続可能な開発への貢献から、環境・社会・経済の各側面における影響をスコア化し、有効化審査を受ける必要がある。

 

Voluntary Carbon Standard(VCS) (http://www.v-c-s.org/

企業、団体、個人の自主的なVER取り組みのための測定・認証基準。VCSの認証を受けることで、VER購入者に対して透明性を高め、VERに対する信頼を向上させることを目的としている。

2005年に、The Climate Group(TCG)、International Emission Trading Association(IETA)、World Economic Forum(WEF)などによって、プロジェクトベースに発行されるVERを認証する国際基準として開発された。2006年3月にVCS認証基準Version 1が、同年10月にVersion 2が公表され、一般から募集した意見を踏まえて、2007年11月に最終版としてVCS 2007が公開された。

プロジェクトの対象スコープを限定せず、プロジェクトホスト国も限定しないことから、世界中で使用可能な認証基準となっている。

プロジェクトがVCS認証を受けるためには、認証機関による有効化審査・検証・認証を受ける必要がある。

 

VER+ Standard (http://www.tuv-sud.jp/

自主的な温室効果ガス排出削減・吸収増大プロジェクトから発行されるVERに対して、その信頼性を高めるためにTUV-SUD Industrie Serviceが独自に開発した第三者認証の基準。

ダブルカウンティングを防止するために、Blue Registryというレジストリ制度も構築している。

プロジェクトがVER+ Standard認証を受けるためには、基本的にCDMやJIと同じ方法での審査を通過する必要がある。ただし、ホスト国承認やCDM理事会への料金支払は必要ない。

3つのグローバルVERとCDMとの比較

  GS  VCS  VER+ 
プロジェクトタイプ  再生可能エネルギーとエネルギー効率向上のみ  新規HFC以外のすべて  CDMとほぼ同じ
(水力案件には制限有り、森林案件の制限は緩和) 
実施可能国  すべての国  すべての国  すべての国
(ただし、JI国ではダブルカウンティング防止の観点から、「取引可能なVER+クレジット発行」は不可) 
追加性  CDMの要求要件と同じ。
小規模については別途設定。 
CDMの要求要件と同じ。  CDMの要求要件と同じ。 
方法論  CDM方法論と同じ。設定に柔軟性がある。  CDM方法論、VCS承認の方法論、新方法論。  CDM/JI方法論と同じ。 
第三者検証  要  要  要 
レジストリ  計画中  APXなど4機関  Blue Registry 
取引価格
(1t当たり)(参考値) 
10〜20ユーロ  5〜15ユーロ  5〜15ユーロ 
 その他 持続可能な開発への貢献が重視される。  CDM化できるものはUNFCCCへの登録を推奨している。  UNFCCCに却下されたCDMプロジェクトは対象外とされる。 

 


大阪CDMネットワークの会員団体には、グローバルVERに関するお手伝い(プロジェクトの組成や認定申請、クレジットの仲介・調達など)ができる団体がいます。
是非、お問合わせください。

 

 

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